映画「バベル」のあらすじ
映画「バベル」は、一丁の銃が4つの異なる文化、そして国を繋ぐ多面的な物語を描いた作品です。モロッコの山間部で銃を手にした二人の少年が遊んでいるうちに、通りかかったバスの窓に発砲。これが原因で、アメリカ人夫婦と現地警察、遠く離れたアメリカではベビーシッターと子供、そして日本の聾唖の少女の人生が交錯します。
それぞれのキャラクターが直面する困難と、文化の違い、そして言葉の壁がもたらす誤解と葛藤が繊細に描かれており、観る者に深い印象を残します。言葉が通じないことによる孤独や疎外感が、全世界共通のテーマとして描かれており、私たち自身の生活にも重なる部分があります。この映画は、困難を越えて人は繋がることができるのだというメッセージを、力強く投げかけています。
今夜の映画レシピは「バベル・モロッコ風ラムのタジン」
レシピの詳細
この料理は、モロッコの山間部を舞台にしたシーンから着想を得た、「バベル・モロッコ風ラムのタジン」です。スパイスを効かせたラム肉と野菜をタジン鍋でじっくり煮込んだ、モロッコの伝統的な料理で、家族や友人とのつながりを象徴するような温かい一品に仕上げました。
レシピの材料
– ラム肉(骨付き) 500g
– タマネギ 1個
– ニンジン 2本
– ジャガイモ 2個
– チックピース(ひよこ豆) 1缶
– トマト 2個
– チキンブイヨン 500ml
– コリアンダー(香菜) 少々
– クミンパウダー 小さじ1
– サフラン 少々
– シナモンスティック 1本
– オリーブオイル 大さじ2
– 塩、黒こしょう 各適量
レシピの手順
1. ラム肉は一口大に切り分け、塩、黒こしょうで下味をつける。
2. タマネギは薄切り、ニンジン、ジャガイモ、トマトは乱切りにする。
3. タジン鍋を中火に熱し、オリーブオイルをひき、ラム肉を炒める。
4. ラム肉が色づいてきたらタマネギを加え、透き通るまで炒める。
5. すべての野菜と、サフラン、クミンパウダー、シナモンスティックを入れて混ぜる。
6. チキンブイヨンを注ぎ、蓋をして弱火で1時間ほど煮込む。
7. タジン鍋の蓋をとり、チックピースを加えてさらに30分ほど煮込んで完成。
(レシピの保証はいたしかねます)
レシピのまとめ
「バベル・モロッコ風ラムのタジン」は、異文化が混ざり合いつつ、それぞれの個性を大切にする映画「バベル」のテーマを食で表現した料理です。色々なスパイスの調和と深い味わいが、映画の重層的なメッセージとも重なります。視聴後の食卓でぜひお試しいただき、映画の余韻と共に楽しんでいただけたら幸いです。
映画「バベル」のキャスト
ブラッド・ピット:リチャード役
– 「ファイトクラブ」
– 「マネーボール」
– 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ケイト・ブランシェット:スーザン役
– 「エリザベス」
– 「ブルージャスミン」
– 「キャロル」
岡田准一:山下役
– 「永遠の0」
– 「関ヶ原」
– 「海賊とよばれた男」
映画「バベル」の名言
「Whatever you do, it will be a hundred times better than abandoning a child in the wilderness, trust me.」
これはリチャードがスーザンに対して言った言葉で、彼女が自分の子供を放って他人に預ける苦渋の決断をした際に、リチャードが励ますシーンからです。
「Life’s a bitch.」
山下が日本で苦悩する過程でつぶやく言葉です。彼の挫折感とこの世界の非情さを表しています。
「I’m sorry, I’m so sorry, for everything that’s happened.」
映画の終盤でリチャードが無事に帰国し、スーザンと再会するシーンでのセリフです。すれ違いや誤解が解消され、再び絆を確認する情感豊かな瞬間を捉えています。
映画「バベル」の原作
映画「バベル」はオリジナルの脚本をもとに製作された作品であり、特定の原作は存在しません。しかし、タイトルは「バベルの塔」の聖書における物語に因んでおり、言語や文化の壁を超えた人々の繋がりと断絶を描いています。
バヤル基本情報
・映画タイトル: バベル
・ジャンル: ドラマ/サスペンス
・公開日: 2006年11月10日
・上映時間: 143分
・監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
・脚本: ギジェルモ・アリアガ
・出演者: ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、岡田准一他
・あらすじ: 4つの異なる国々と文化を舞台に、一丁の銃を巡る悲劇と誤解、偶然の出来事が引き起こす人々の生活と心情を織り交ぜながら描いた群像劇です。